とりたてて言うほどでもない毎日

なんとなく過ぎていく毎日、明日になれば忘れてしまうどうでも良い事、そんな事を書いてます。

今回の不具合は重症だった

普通に車を使っていると突然警告灯がついた。

よくあることで済ませることもできるのだが、気になっていた事もあったのでディーラーのサービス工場に行って、見てもらうことにした。

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  1. エンジン警告ランプ点灯
  2. エンジン吹け上がり悪い、40km走行でノッキング有り
  3. エンジンタペット?音
  4. 冷間の最初だけブレーキペダルがパンパンになる
  5. 水温メーターが上がりにくい(1/4位)冬場の走行中発生、ヒーターも効きにくい

今回の気になっている事は上の5点。

 

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1.エンジン警告ランプ点灯

今回、サービス工場で見てもらう事にしたきっかけ。

実のところ、alfa156に乗る人は、この警告等はよく点灯することを知っている。

ところが、一旦、点灯するとサービス工場で解除してもらうまで、点きっぱなしの事もあれば、翌日、エンジンをかけると消えている時もある。

それは、エンジンとエンジン周りで何かしら問題が発生すると、いろんなセンサーが反応して点灯するランプであり、深刻なエラーはもちろん、軽微なエラーでも点灯する。

で、今回の原因は「2.エンジン吹け上がり悪い」でのタイミングセンサーの断線が原因で警告ランプが点灯したようだ。

今回のようにセンサーの断線、という深刻なエラーの場合があるので、無視せずエグザミナーのテスター診断でしっかりとエラーチェックをしておく事が必要だと思う。

例えディーラーに行った時にランプが点灯していなくても、サービス工場でログを確認してもらえる。

問題なければエラー解除だけして貰えばいい。

2.エンジン吹け上がり悪い

エンジン警告ランプ点灯の原因となった故障は、タイミングセンサーが接続カプラー部分で断線していた。

このセンサーはエンジンの各気筒で点火が正常かどうかを見ているセンサーらしい、と説明を聞いたけどうろ覚えだから正確かどうか自信ない。

交換修理 タイミングセンサー30,600円、ガスケット310円、工賃5,000円。

このセンサーの交換でエンジンの吹け上がりが悪かった事や、回転が引っかかるような事(ノッキング)は無くなったようである。

3.エンジンタペット?音

このトラブルについて、サービス工場で確認できなかった。

しかし修理後に走行したところ音が気にならなかった、というか音がしなくなった。

という事は、思い込みのトラブルだったようだ。

4.冷間の最初だけブレーキペダルがパンパンになる

このトラブルをもうちょっと説明すると、エンジンが完全に冷えた状態で、エンジンスタートすぐのタイミングでブレーキペダルを踏んでいると、ブレーキペダルがパンパンになって踏み込めない状態になるというもの。

例えるならそれはエンジンをかけずにブレーキを何度も踏み込むと、ブレーキペダルがパンパンで踏みしろが無くなるのとよく似た状態だ。

しかし、パンパンになってもそのまま2〜3分暖気していると、ブレーキペダルが踏み込める状態に戻る。

つまり何もなかった状態になるのだが、症状の出た場所が場所だけに不安だ。

それは症状がひどくなったら、即、事故になるかもしれないということだから。

ブレーキブースターの役割は、エンジンが空気を吸い込む負圧の力を利用して、ブレーキペダルを踏む力をサポートしている。

その負圧の力がブレーキブースターに伝わっていないという事は症状からわかるが・・・、はっきりと「ここが悪い」とは言えない状態である。

最悪の場合が、ブレーキブースターの故障で交換修理になるのだが、エンジンルームにぎっちりと詰まってるし、ブレーキブースター付近は隙間に手が入れにくい。

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※エンジンルーム内ABS付近、この隙間にブレーキブースターが付いている

 

出来ればブレーキブースター本体の故障じゃないといいなということだそうだ。

その為、本体以外の周辺のパーツから交換して、原因を探る方法をとることにするそうだ。

しかし、ブレーキブースターとエンジンとをつなぐパイプを変えてもダメ、その他色々と原因を探ってくれたそうだが、ブレーキブースター本体の不良ということで交換修理になった。

本来ならエンジンを下ろして交換するところを、なんとか下ろさずに交換してくれたが凄く面倒くさかったらしい。

なんでも工賃10万円コースに近かったようだ。

交換修理 ブレーキブースター本体134,000円、パイプ3,750円、ラバーリング4,950円、スイッチ4,490円、工賃48,000円。

修理後は踏み心地までよくなり、しっかりと直っていた。

快適である。

5.水温メーターが上がりにくい

今どきの季節には問題ないが、冬場や春先の気温がまだ低い頃、走り出してしばらくしても水温計の針がなかなか上がってこない状態になっていた。

当然、冬場のヒーターも効きにくく、いつまでも寒い車内のまま。

時間が経てば水温は上がるのだが、調子に乗って走っているといつの間にか水温が下がりメーターの1/4ぐらいの所を指している状態になる、いわゆるオーバークール状態だった。

これはサーモスタットの不調が原因で交換修理。

数年前にも同じ症状で修理したが、その時は冷却水のリザーバータンクに亀裂があったということでタンクの交換修理だった。

この車では、原因は別だけどよくある症状なのかもしれない。

交換修理 サーモスタット7,230円、ガスケット(2個)790円300円、クーラント2,100円、工賃6,000円。

修理後は多分、良くなっていると思う。

暑い時期になってしまったので、夏場にオーバークールなんてまずないから良くわからない。

あと、ショートパーツ代や工賃の値引きで、今回の支払金額は税込275,000円となった。

 

今回の不具合はかなり重症だった、特にブレーキブースターの交換修理なんて、今の車はエンジンルームがかなりギチギチだから大変な作業です。

それでもちゃんと修理してくれるし、修理後は快調になります。腕がいいんでしょう。

 

どんな車も古くなってくると、維持費がかかってきます。

特に欧州車はパーツ代が高いです。

作業代もそこそこします。

乗り続けるにはある程度、散財する覚悟が必要になります。

 

古い欧州車を所有している方、お疲れ様、お互い頑張りましょう。

欧州車の購入を考えている方、よく考えてからにしましょう。

 以上、「今回の不具合は重症だった」でした。

 

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今回のおまけ

今回の修理で頼んでいないけど、サービスで直してくれた所があった。

それは左側(運転席側)のドアミラーで、症状としてはミラー本体根元の可動部分のバネが外れてしまい、ちょっとした拍子に倒れてしまうようになっていた。 

これもこの車にはよくある症状で、直すにはミラー本体の交換修理になるところを、倒れないように内部でどうにか固定してくれた。

でも、ミラー本体が可動する構造は何かにぶつかった時、危険防止のために倒れる構造になっているのではなかろうか。

完全固定しちゃってよかったのかな?。